金子 将史 (かねこ・まさふみ)
株式会社PHP研究所取締役 常務執行役員
PHP総研代表・研究主幹
専門分野 【 外交・安全保障 】
経 歴
1993年、東京大学文学部卒業。95年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。広告会社勤務を経て、98年、(財)松下政経塾に入塾(第十九期)。安全保障問題を中心に研修活動を行う。(2001年卒塾)この間 1999-2000年、米国モントレー国際問題研究所不拡散研究センター客員研究員。2001年、英国ロンドン大学キングスカレッジMA in War Studies修了。03-04年、フジタ未来経営研究所リサーチフェロー。02-04年、(財)平和・安全保障研究所・奨学研究生。04年10月、PHP研究所入社。主任研究員、主席研究員、首席研究員を経て現職。慶應義塾大学大学院非常勤講師、国家戦略会議・フロンティア分科会「平和のフロンティア」部会委員、外務省「広報文化外交の制度的あり方に関する有識者懇談会」委員、「国家安全保障会議の創設に関する有識者会議」議員、外務省「科学技術外交推進会議」委員、国際安全保障学会理事などを歴任。NPO法人岡崎研究所理事。公益財団法人松下幸之助記念志財団評議員。学習院大学外部評価委員会委員。
【主な論文・論考・編著作・講演など】
【 主な著書 】
- 『日本の新時代ビジョン 「せめぎあいの時代」を生き抜く楕円形社会へ』(鹿島平和研究所・PHP総研編、PHP研究所、2020年)
- 電子版『パブリック・ディプロマシー戦略』(金子将史・北野充編著、PHP研究所、2015年)
- 『パブリック・ディプロマシー戦略』(金子将史・北野充編著、PHP研究所、2014年)
- 『日本の大戦略(グランド・ストラテジー)―歴史的パワーシフトをどう乗り切るか』(共著、PHP「日本のグランド・ストラテジー」研究会編、PHP研究所 2012年)
- 『インテリジェンスなき国家は滅ぶ―世界の情報コミュニティ』(共著、亜紀書房 2011年)
『2011年の世界情勢』(共著、ワールドアナリシス・グループ著、PHP研究所 2011年)
- 『日本の危機管理力』(共著、若田部昌澄編、PHP研究所 2009年)
- 『パブリック・ディプロマシー ――「世論の時代」の外交戦略』(金子将史・北野充編著、PHP研究所 2007年)
- 『世界のインテリジェンス』(共著、小谷賢編、PHP研究所 2007年)
- 『ソフトパワー時代の外国人観光客誘致』(共著、島川崇編、同友館 2006年)
【 主な論稿 】
- 「新安保戦略で東アジアに『一世代の平和』を」『Voice』2022年6月号
- 「グリーンシフトを実現する政治と経営」『Voice』2021年6月号
- 「『戦略的不可欠性』を確保せよ」『Voice』2020年6月号
- 「日本が直面する一〇のグローバル・リスク」『Voice』2020年2月号
- 「『新しい現実』と志あるリアリズム」『Voice』2019年6月号
- 「国家安全保障会議5年目の試練」『RIPS’ Eye 』No.221
- 「本格化する日本の科学技術外交」 『PHP Policy Review』2016年5月
- 「安倍首相演説 識者の目(1) 国際広報におけるイニシアティブを回復させた」『Wedge』2015年6月号
- 「転換期を迎える日本のパブリック・ディプロマシー」『国際問題』2014年10月
- 「パブリック・ディプロマシーの盲点」『外交』2014年9月
- 「焦点1 国家安全保障会議(日本版NSC)の創設」西原正監修 平和・安全保障研究所編『年報アジアの安全保障2014―2015 再起する日本 緊張高まる東、南シナ海』、2014年7月
- 「日本におけるインテリジェンス体制の現状と課題」 『公明』 2014年3月
- 「『中国台頭』の地政学と地経学」 『修親』 2013年4月
- 「日本外交と科学技術の創造的なサイクル形成を」『PHP Policy Review』2013年2月
- 「民主党政権の外交・安保政策の評価と新政権の課題」月刊『公明』2013年2月
- 【緊急提言】「新段階の日中関係に適合した多面的なパブリック・ディプロマシーの展開を」『PHP Policy Review』2012年10月
- 「日本の外交・安全保障政策の知的基盤をいかに強化するか―政策シンクタンクのあり方を中心に―」『PHP Policy Review』2012年7月
- 「ネットワーク型同盟システム構築に向けたビジョンと行動を」『RIPS’ Eye 』No.144、2012年3月
- 「日米同盟は深化しているか―日米安保共同宣言以降の変化から―」『PHP Policy Review』2011年9月
- 「国益感覚の鈍さが招いた外交的迷走」『公明』2011年2月号
- 「パブリック・ディプロマシーと国家ブランディング」『外交』2010年11月号
- 「的確な指針示した『新安保懇報告書』―民主党政権は提言を活かしうるか―」『PHP Policy Review』2010年9月
- 「日本におけるインテリジェンス改革の動向」『インテリジェンス・レポート』(株式会社インテリジェンス・クリエイト)2010年5月号
- 「米国の新しい核戦略と『核の傘』」『PHP Policy Review』2010年4月
- 「民主党流の防衛大綱は可能か」『PHP Policy Review』2010年4月
- 「『米国国防見直し:QDR2010』を読む」『PHP Policy Review』2010年2月
- 「日米同盟の生命力」『Voice』2009年12月号
- 「日米中のパブリック・ディプロマシー」『公明』2009年10月号
- 「国家ブランディングと日本の課題」『PHP Policy Review』2009年9月
- 「自衛官が外地で『戦死』したら?」『Voice』2009年9月号
- 「『国家インテリジェンス』能力強化へのステップ」『RIPS’ Eye 』No.109、2009年4月
- 「2025年の世界とパブリック・ディプロマシー」『PHP Policy Review』2009年1月
- 「防衛大綱をどう見直すか」『PHP Policy Review』2008年12月
- 「対外イメージを壊す政治家たち」『Voice』2008年12月号
- 「第1部 5.堅実ながら、シナジー創造にはいたらなかった福田外交」
- 『マニフェスト白書2008』(PHP総合研究所、2008年9月)
- 「福田政権のインテリジェンス戦略」『Voice』2008年3月号
- 「官邸のインテリジェンス機能は強化されるか」『PHP Policy Review』2008年2月
- 「九条改正だけでは不十分」『Voice』 2007年12月号
- 「日本のインテリジェンス体制」『PHP Policy Review』2007年10月
- 「第1部 6.『多極化時代の外交・安全保障戦略』の胎動か」 『マニフェスト白書2007』(PHP総合研究所、2007年7月)
- 「『同盟国の情報には頼れない』」『Voice』2007年7月号
- 「いよいよ動き出した『日本版NSC』構想」『ワールド・インテリジェンス』Vol.5,2007年3月号
- 「日本のインテリジェンス体制」『Voice』2006年8月号
- 「第1部 危機に強いが戦略の総合性を欠く外交・安保政策」『マニフェスト白書2006』(PHP総合研究所、2006年8月)
- 「自衛隊の正しい位置づけ」『季刊未来経営』10号 2003年夏季号
- 「大量破壊兵器拡散と米国の核政策」『海外事情』2001年1月号
- 「太平洋安全保障共同体試案」『松下政経塾塾報』2001年1月号
- 「今求められる『防衛協力ネットワーク』構築への努力」(平成10年度防衛庁主催「安全保障に関する懸賞論文」 防衛庁長官賞受賞論文)1999年
- 「中央アジアとユーラシア外交」(共著)『海外事情』1999年5月号
【 提言・報告書等 】
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2024年版』(PHP総研、2023年12月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2023年版』(PHP総研、2022年12月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2022年版』(PHP総研、2021年12月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2021年版』(PHP総研、2020年12月)
- 「ハイテク覇権競争時代の日本の針路-『戦略的不可欠性』を確保し、自由で開かれた一流国を目指す」(PHP総研、2020年4月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2020年版』(PHP総研、2019年12月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2019年版』(PHP総研、2018年12月)
- 『自由主義的国際秩序の危機と再生―秩序再編期の羅針盤を求めて』(PHP総研、2018年10月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2018年版』(PHP総研、2017年12月)
- 『レジリエントな日米関係構築に向けた提言』(PHP総研、2017年1月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2017年版』(PHP総研、2016年12月)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2016年版』(PHP総研、2015年12月)
- 『国家安全保障会議 ― 評価と提言―』(PHP総研、2015年11月)
- 「米中『協争』時代のアジア太平洋地域と日米同盟」笹川平和財団「日米安全保障専門家会議」ワーキング・グループ(2)報告書、2015年2月
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2015年版』(PHP総研、2014年)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2014年版』(PHP総研、2013年)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2013年版』(PHP総研、2012年)
- 『「PHPグローバル・リスク分析」2012年版』(PHP総研、2012年)
- 『「先進的安定化勢力・日本」のグランド・ストラテジー―「先進国/新興国複合体」における日本の生き方―』(PHP総研、2011年)
- 「鳩山対露外交への提言」(PHP総合研究所、2009年)
- 「日米同盟試練の時―『広範でバランスのとれた同盟』への進化が急務―」(松下政経塾政経研究所・日米次世代会議プロジェクト、2008年11月)
- 『日本のインテリジェンス体制―変革へのロードマップ―』(PHP総合研究所、2006年6月)
- 『新たな脅威とのたたかい―東京都杉並区・バイオテロ対処図上演習・報告と提言―』(PHP総合研究所、2006年3月)
- 『米国の安全保障政策とコアリションに関する調査(防衛庁委託研究)』(主査、財団法人平和・安全保障研究所、2005年5月)
【 フォーラム等 】
- シンポジウム 「日米同盟と自衛隊の役割 ―過去、現在及び未来―」 (笹川平和財団米国との共催)(2016年7月)
- PHP総研「外交・安保フォーラム」(2013年12月)
- PHP政策フォーラム「ポスト”冷戦後”時代の日本の安全保障?『2010年日本への提言』(1998年)を振り返って」(2010年12月)
- 政策シンポジウム(情報史研究会との共催)
「日本型インテリジェンスの模索」(2007年3月) - PHP政策フォーラム
「日本のインテリジェンス体制―変革へのロードマップ―」(2006年6月) - PHP危機管理フォーラム 「バイオテロ対処における地方自治体の役割」(2006年3月)
【 主な研究プロジェクト活動 】
- 「宗教と現代世界研究会」(2023年ー)
- 「PHP『内閣政治』研究会」(2023年ー)
- 「PHP『2050年のパワー構造と日本の対外戦略』研究会」(2022年ー)
- 「地政学的要衝研究会」(2021年ー2023年)
- 「PHP『日本のナラティブパワー』研究会」(2021年ー2023年)
- 「PHP『人新世の国際政治』研究会」(2021年ー)
- 「PHP『文明構造の転換と日本の戦略』研究会」(2021年-)
- 「PHP憲法研究会」(2019年-2022年)
- 「PHP『AI社会と選挙ガバナンス』研究会」(2019年-2020年)
- 「新時代ビジョン研究会」(2018年-2020年)
- 「PHP Geo-Technology戦略研究会」(2018-2020年)
- 「PHP『統治機構改革』研究会」(2018-2019年)
- 「新世界秩序研究会」(2017年-2018年)
- 「変貌する米国社会とレジリエントな日米関係プロジェクト」(2016-2017年)
- 「PHPグローバル・リスク分析」プロジェクト(2012年―)
- 「国家安全保障会議検証」プロジェクト(2015年)
- 「PHP・日本のグランド・ストラテジー研究会」(2008年―2012年)
- 「PHP・ネクスト・ビジョン研究会」(2008年―2014年)
- 「安全保障政策勉強会」(2006年―2009年)
- 「PHP・日本の対露総合戦略研究会」(2008年―2010年)
- 「国家のリスクマネージメント研究会」(2007年―2009年)
- 「戦略的パブリック・ディプロマシー研究会」(2006年―2007年)
- 「PHP・日本のインテリジェンス体制の変革』研究会」(2005年―2006年)
- 「PHP・危機管理シミュレーション研究会」(2005年―2006年)
- 「PHPマニフェスト検証委員会」(2004年―2010年)
【 講演 】
自民党、民主党、内閣官房、外務省、防衛省、内閣情報調査室、公安調査庁、人事院研修所、地方自治体、民間企業、業界団体(日本経団連他)等