宗教と現代世界研究会

宗教と現代世界研究会は、政治や経済、社会において宗教が果たしている役割について多面的な理解を深めることをめざして、一般財団法人鹿島平和研究所と政策シンクタンクPHP総研が2023年10月に共同で立ち上げた研究会です。

近代以降世界システムの中核をなしてきた米欧のパワーの卓越が陰りを見せ、ユダヤ・キリスト教文明と異なる背景を持つ文明的大国が台頭する中、各文明の基盤をなす宗教性への理解が、機能する国際秩序を構想する上で不可欠の要素となっています。 

しかし、こうした宗教がもつ重要性にもかかわらず、日本では、特に政治や経営において宗教への理解が乏しく、宗教が政治や経済、社会で果たしている役割が十分に認識されているとは言えません。 

以上のような問題意識から本研究会では、現代社会の趨勢と宗教の相互作用、主要国の政治や社会における宗教の影響、特定宗教のグローバルな展開などについてゲスト講師を招いて検討を重ね、国際政治や社会経済活動にとっての宗教の意味合いを明らかにしていきます。

研究会の成果は、月刊誌『Voice』等で広く社会に公表し、政官財学各界への啓発を積極的に行なってまいります。

【宗教と現代世界研究会メンバー】

大岩 央
(PHP総研主任研究員)
小川 忠
(跡見学園女子大学教授、PHP総研客員研究員)
小黒一正
(法政大学教授、鹿島平和研究所理事)
金子将史
(PHP総研代表・研究主幹)
平泉信之
(鹿島平和研究所会長)

(敬称略・50音順)

【内容】

研究会での発表内容をもとにゲスト講師が執筆した論考を、月刊誌『Voice』に掲載しています。

小川 忠(跡見学園女子大学教授)「『宗教復興』から現代世界を読み解く」『Voice』2024年4月号掲載

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