人類は今、新型コロナウイルスがもたらしたかつてない危機と格闘しています。多くの方々の尊い命が失われ、様々な国で医療崩壊が現実のものになりました。都市封鎖などの緊急事態措置は人々の経済活動や社会活動を制約し、経済危機や治安危機へと危機の連鎖が生じるおそれもあります。サプライチェーンの寸断や人の往来の途絶など、グローバル化が本格化した世界におけるパンデミックは、これまでにない挑戦を人類につきつけているといえるでしょう。パンデミックはいつ収束するのか、危機が今後どの分野に波及していくのか、簡単には見通せない現状です。
日本と世界を一変させてしまうかもしれないこのパンデミック危機をどう捉え、何をなすべきか、各界の知恵を結集し、国民的な議論を行っていくことが必要です。こうした問題意識から、政策シンクタンクPHP総研は、PHP研究所が発刊する提言誌『Voice』と連携して、本特設サイトを開設することにいたしました。
Voice誌は、提言誌としての社会的責務を果たすべく、現下のパンデミック危機の本質を理解し、危機後の世界についての見通しと構想をお届けする企画を積極的に展開中です。本特設サイトでは、Voice誌に掲載されたコロナ危機関連論文・インタビューのうちPHP総研が企画協力したものを中心に公開していきます。あわせて、PHP総研の研究員や研究会メンバーによる論考も掲載します。
この非常事態を乗り超えるために何が必要か、みなさんとともに考えていきたく思います。今後ともコンテンツを追加していきますので、お知らせを受け取りたい方はPHP総研リサーチニュースにご登録ください。
掲載一覧
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加速する三つの潮流、日本の通商戦略 『Voice』2020年12月号掲載
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欧米モデルの少子化対策から脱却せよ 『Voice』2020年12月号掲載
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「切り下げの帝国」が世界を劣化させる 『Voice』2020年10月号掲載
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コロナ危機は政治参加をどう変えるか 『Voice』2020年10月号掲載
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バーチャル共感が「統治の不安」を克服する 『Voice』2020年9月号掲載
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デジタルとヒューマニティを融合させよ 『Voice』2020年9月号掲載
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自由な社会とデジタルの未来 『Voice』2020年8月号掲載
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民主社会の正統性が問われている 『Voice』2020年8月号掲載
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コロナ禍は見過ごしてきた課題を一気に進めるチャンス 『変える人』掲載
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危機でも改憲論議を停滞させるな 『Voice』2020年7月号掲載
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コロナ危機が寄付と投資に与える影響 『変える人』掲載
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時代適応者以外も生き残る社会 『Voice』2020年7月号掲載
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世界が迎える大転換と日本の課題 『Voice』2020年7月号掲載
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「強い官邸」が賢い選択をするには 『Voice』2020年7月号掲載
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WHOは保健協力の世界政府ではない 『Voice』2020年6月号掲載
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「9月入学」と危機対応 ―目的と手段の対応関係を明確に―
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プラットフォームと戦略的関係を結べ 『Voice』2020年6月号掲載
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「戦略的不可欠性」を確保せよ 『Voice』2020年6月号掲載
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コロナ後の世界を創る意志 『Voice』2020年6月号掲載
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「出口」をいかに判断するか ―統治機構から見た課題―
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「日本版CDC」設立で国を守れ 『Voice』2020年5月号掲載
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新型肺炎、なぜ緊急事態宣言発令は遅れたのか 『Voice』2020年5月号掲載
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自由と幸福の相克を乗り越えられるか ―個人と集団のあいだに― 『Voice』2020年5月号掲載