Voice×PHP総研ウェビナー
日本の新時代ビジョン
「せめぎあいの時代」を生き抜く楕円型社会へ
月刊誌『Voice』は、よりよい世界と日本の実現に向けて各界識者が新鮮な視点や前向きなビジョンを提起しあう媒体として、PHP研究所の創設者である松下幸之助の強い想いとともに創刊されました。雑誌受難と言われておりますが、鋭敏な時代認識に基づく建設的な議論の場を提供する論壇誌の役割はますます大きなものになっているのではないでしょうか。
こうした問題意識から、『Voice』編集部と国家経営に関する様々な研究活動を行なっている政策シンクタンクPHP総研は、読者と考えを深める場としてウェビナーを共催することにいたしました。第二回目は、「日本をいかにして自己変革できる国にするか」をテーマに鹿島平和研究所と共同で「新時代ビジョン研究会」を進め、『Voice』連載の研究内容を基にPHP新書『日本の新時代ビジョン 「せめぎあいの時代」を生き抜く楕円型社会へ』をまとめた亀井善太郎PHP総研主席研究員が登壇します。現代社会を「せめぎあいの時代」と捉える背景や、本書が提言する「楕円型社会」のコンセプトをご紹介します。そして、1,000を超える自治体を訪れ、史上最年少で鹿児島県長島町の副町長を務められた内閣府地方創生推進事務局参事官補佐の井上貴至氏と共に、日本が目指すべき社会像について考えます。
本ウェビナーでは、大局的な視点から日本の将来を見据えるとともに、日本が時代に合った自己変革をいかに成し遂げ、新しい時代を切り開いていくのかについて議論していきます。モデレーターは昭和女子大学グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科長・教授/PHP総研客員研究員の今井章子が務めます。
開催報告
2021年3月20日に、政策シンクタンクPHP総研は、Voice×PHP総研ウェビナー第二回「日本の新時代ビジョン『せめぎあいの時代』を生き抜く楕円形社会へ」を開催しました。
亀井善太郎主席研究員からは、「『日本の新時代ビジョン研究会』での議論」について紹介し、続いて、井上貴至氏(内閣府地方創生推進事務局参事官補佐)からはこれまでのご経験を踏まえて、本書を読まれたご感想を頂きました。
その後、モデレーターの今井章子客員研究員(昭和女子大学グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科長・教授)も含めて、参加者の皆さまからのご質問を受けながら、活発な議論が行われました。
最後に、『Voice』編集長の水島からは、『Voice』について、また2021年4月号の内容についてご紹介させて頂きました。
「せめぎあいの時代」を生き抜くために求められるものとは何か、それを踏まえたうえで政治にできることは何があるのか、また「楕円形社会」を目指すための政治の役割や個人の生き方についても議論がおよび、社会や個人の在り方に関する有意義な意見交換となりました。
参加者からの質問も多くいただき、本テーマに対する関心の高さを体感することができました。PHP総研は今後もより良い社会を目指すため、論考公開やイベント開催を通して、議論を深めていく所存です。ぜひご注目ください。
ウェビナー概要
日時 | 2021年3月20日(土)15:00-16:00 |
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ご視聴方法 | お申込み受付は終了しました |
対象 | 月刊誌『Voice』読者 |
定員 | 200名 |
参加費 | 無料 |
スピーカー | 亀井 善太郎 1971年生まれ、神奈川県伊勢原市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。日本興業銀行(現みずほ銀行)、ボストン・コンサルティング・グループ、衆議院議員などを経て現職。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授やNPO法人アジア教育友好協会理事なども務める。 井上 貴至 1985年大阪生まれ。2008年総務省入省。15年4月から自ら提案した地方創生人材支援制度の1号で鹿児島県長島町に赴任。7月から副町長(29歳は史上最年少)。ぶり奨学金など官民連携の取組が注目を集める。17年4月からは愛媛県市町振興課長。19年4月から現職。週末は地域の隠れたヒーローを訪ね歩く。座右の銘は「ミツバチが花粉を運ぶように全国の人をつなげたい」。ブログ「地域づくりは楽しい」が好評。共著に「ソーシャルパワーの時代」(産学社)。 |
モデレーター | 今井 章子 横浜市立大学卒、英文出版社Japan Echo取締役編集部長を経て、ハーバード大学ケネディー行政大学院修了(行政学修士)。2016年10月より、昭和女子大学教授。国際広報、サステナビリティ、リーダーシップなど、グローバルビジネスを取り巻く諸課題を研究している。また、 日本の市民協力により設立されたタンザニア・アルーシャ州の全寮制女子中学校「Sakura Girls Secondary School」を支援する一般社団法人「キリマンジャロの会」常務理事も務める。 |
主催 | 月刊誌『Voice』編集部 |
お問い合わせ | think2@php.co.jp |