【PHP公共イノベーションフォーラム】本を活かしたまちづくり戦略
~未来の読書のカタチ~

地方を中心に書店のない自治体が400超に達するなど、国全体で人と本との機縁喪失が進んでいます。コロナ禍が相まって、国・自治体における従来からの読書推進政策にも手詰まり感が漂っています。人と本との機縁喪失がさらに進めば、住民らの豊かな人格形成、社会経済の機会損失に繋がり、物心両面で地域の活力を殺ぎかねません。本と人との関係再構築は、地域の未来にとっても重要な課題となっています。

 

フォーラムでは、教育、学習面で進むICT活用の功罪やコロナ禍が読書環境に与えた影響、人と本との関係性の変化を読み解き、「本とまちの未来」を展望します。図書館の新たなロールモデルとして名高い紫波町の取り組みを例に、人と本との「接点」を多くする政策、さらには、国・自治体の読書活動推進計画の改訂を視野に、これからの読書活動推進に求められる新たな視点やエビデンス、アウトカムのあり方を考えます。

 

トーキングポイント

・読書の現状

・読書離れの何が問題か(中長期的な影響)

・未来の読書は今と何が違うか、どう変わるか

・人とまちの「成長装置」を目指した紫波町図書館の挑戦 等

―プログラム―

15:30開会
 

基調講演「本で拓くまちの未来~出合い方、出合う意味から変える~」

講師:田口 幹人(合同会社未来読書研究所 代表)

 

トークセッション「本を活かしたまちづくり戦略~未来の読書のカタチ~」

スピーカー:手塚 美希(紫波町図書館(岩手県)主任司書)

スピーカー:湯浅 創(出版アナリスト)

モデレーター:田口 幹人(合同会社未来読書研究所 代表)

 質疑応答
17:00(予定)閉会

開催概要

対象

自治体首長、教育長
自治体職員(企画部門、教育・学習部門等)
地方議員、議会事務局職員
地域経済団体(地銀、商工会議所等)の関係者

※主催者、協力者の競合関係にある企業、および個人の方のご参加はお断りする場合があります。ご了承下さい。

日時

2021年7月9日(金)15:30-17:00

ご視聴方法

お申込み受付は終了しました

定員

100名

好評のため200名に増員しました

参加費

無料

登壇者

田口 幹人/合同会社未来読書研究所代表

1973年、岩手県生まれ。さわや書店フェザン店から、全国的なヒット作を多く送り出す。 2019年さわや書店を退社。現在は楽天ブックスネットワークに勤務。地域の中にいかに本を根づかせるかをテーマに、中学校や自治体と連携した読書教育や、本に関するイベントの企画、図書館と書店の協働などを積極的に行う。著書に『まちの本屋 血を継ぎ、知を編み、血を耕す』(ポプラ文庫)、編著書に『もういちど、本屋へようこそ』(PHP研究所)がある。

田口 幹人/未来読書研究所

湯浅 創/出版アナリスト

1974年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。TAC株式会社を経て、現職。商圏調査により、個々の書店の棚作りを提案する。書店現場担当者向け、書店経営者向け、出版社向けの講演多数。文化通信B.B.Bでは「書店再生への道」を執筆。ネットと足で稼ぐデータマニア。バスマニア。

湯浅 創/未来読書研究所

 

手塚 美希/紫波町図書館(岩手県)主任司書

秋田県生まれ。浦安市立中央図書館、秋田市立図書館明徳館、秋田県立図書館での勤務後、2010年7月から紫波町企画課公民連携室に図書館専門嘱託員として配属。紫波町図書館の開館準備を単身赴任しながら行う。12年開館を経て現職。日本のこれからの図書館のあり方を示唆する先進的な活動を行う「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2016」優秀賞受賞。19年には、全米図書館協会年次大会で紫波町の取組みを発表。現在、岩手と愛知の往復生活。

手塚 美希/岩手県紫波町立図書館 主任司書

主催

政策シンクタンクPHP総研

協力

合同会社未来読書研究所

お問い合わせ

PHP公共イノベーションフォーラム事務局

Email:think2@php.co.jp

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