国際政治・外交安保を学べるオンラインアカデミー「OASIS」と政策シンクタンクPHP総研は共催で、海上自衛隊幹部学校教官・2等海佐で慶應義塾大学非常勤講師もつとめられている石原敬浩氏の新刊『北極海　世界争奪戦が始まった』（PHP新書）の出版記念講演会&懇親会を開催します。

現在、地球温暖化によって北極の氷は減少の一途を辿っていますが、沿岸国のロシアや域外国の中国等は温暖化によるマイナス面よりも、氷が融けることで「航海が可能になる」「資源の開発ができる」メリットに注目し、科学調査や資源探査活動を重ね、権益確保のために軍事力の強化、基地の整備を進めています。そしてこれらの活動が摩擦を生み、いまや安全保障上の問題となりつつあるのです。

出版記念講演会では、ロシアの北方部隊増強、中国の氷上シルクロード構想、日本の切り札「北極域研究船」など、北の海をめぐって展開されている国家間競争を読み解く本書の内容を題材にお話しいただきます。

参加者による質疑応答や懇親会、本書の即売会も行う貴重な機会となりますので奮ってご参加ください。

PHP総研は、一般財団法人鹿島平和研究所と共同で実施している地政学的要衝研究会での石原敬浩氏（海上自衛隊幹部学校教官）による報告を基にした論考「『大人の海』としての北極海」（『Voice』2023年2月号掲載）を全文公開しています。あわせてぜひご一読ください。