政府の地域活性化策を問う
―~真の処方箋は道州制導入にあり~―
Talking Points
- 小泉政権の発足以降、国による地域活性化策の基調は、「地方が手を挙げ、国が支援する」スタイルとなった。従来の一律的補助金主導型からは様変わりしている。
- 地方再生を大命題とする福田政権にとって、地域活性化が急務である。しかし、前記の手法に財政色が色濃くなり、地方に対する国の関与が強まる方向にある。
- 地方分権の流れに照らした場合、この流れは逆行的である。地域の自主性が最大限発揮できる条件整備こそが求められており、道州制がその切り札となる。