PHP「日本のナラティブ・パワー」研究会

近年、グローバル化の進展に伴い、気候変動や民主主義の危機、格差問題など、一国だけではなく全世界に共通する難問(ここでは仮にグローバル・アジェンダとする)が各国を悩ませています。

こうしたグローバル・アジェンダに関しては、国際政治の場だけではなく様々な国際会議などにおいても解決の方策が話し合われてきました。しかし、国際的な言論の場において、日本発の言説(ナラティブ)が存在感を示してきたとは言い難い状況です。また、ソーシャルメディアを通じたマルチステークホルダー型のパブリックディプロマシーについても、日本は各国の後塵を拝していると言わざるをえません。

中国の台頭、米バイデン政権の誕生、急速に進むグリーン・シフトなど、激変する国際政治の場において、今後日本のナラティブ・パワーを伸長させるにはどうすればよいでしょうか。さらに、2025年には大阪での万博が控えており、日本のナラティブ・パワーを強化する絶好の機会です。大阪万博において、日本は世界にどのようなナラティブを発信すべきかを当面のゴールとしつつ、そのあり方を多面的に検討し、提言することを目指します。

【PHP「日本のナラティブ・パワー」研究会メンバー】

御立尚資
(京都大学経営管理大学院特別教授)
渡辺 靖
(慶應義塾大学SFC教授)
金子将史
(政策シンクタンクPHP総研代表・研究主幹)
大岩 央
(政策シンクタンクPHP総研プログラムオフィサー)

(敬称略・順不同)

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