PHP総研ブックフォーラム
加速する日本の少子化―男性育休「義務化」施行で日本は変わるか

※本フォーラムのダイジェスト動画を、PHP研究所YouTubeチャンネルにて配信しています。

▼ご視聴はこちら▼
https://youtu.be/RoyksNIsFfM?si

 

PHP総研ブックフォーラム第2回目は、PHP研究所から発刊された『男性の育休―家族・企業・経済はこう変わる』を紐解きながら、本年4月1日から段階的に施行される改正育児・介護休業法が変える日本の男性育休のあり方や、少子化対策としての効果と課題について皆さまと共に考えていきます。

 

スピーカーには、著者の小室淑恵氏と天野妙氏に加え、「家族の経済学」を専門とする経済学者で『子育て支援の経済学』(日本評論社)の著者でもある山口慎太郎氏をお迎えします。

 

本年4月の改正法施行により、男性社員の育休の「義務化」が企業に課せられることになりました。この義務化は、企業が社員に個別に周知し、育休取得の意向を確認することを義務付けるものです。さらに、来年4月から大企業を対象に取得率の公表も義務付けられます。とはいえ、企業側からは「どのようにしたらいいのか分からない」といった戸惑い、社員側からは「本当に育休を取りやすくなるのか?」という不安も聞かれます。

 

著者の小室氏、天野氏はこの法改正に数年来取り組まれ、今回の施行に至っています。また、山口氏は経済学の知見から、真に効果的な少子化対策のあり方について数々の提言をされています。「男性育休」を切り口に、これまでなかなか成果をあげられていない日本の少子化の本質的課題と、その対策のあり方について議論します。

 

モデレーターはPHP総研プログラム・オフィサーの大岩央が務めます。フォーラムの後半に著者と参加者の皆さまとの質疑応答の時間を予定しております。貴重な機会ですので、ふるってご参加ください。※書籍を未読のかたもご参加いただけます。

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フォーラム概要

日時

2022年5月11日(水)16:00-17:30

視聴方法

お申込み受付は終了しました

※終了後にご視聴いただくことはできません。

対象

育休取得を考えている男性やその家族
企業の管理職・人事担当者
日本の少子化対策に興味関心をお持ちの方

定員

200名

参加費

無料

対象書籍

男性の育休―家族・企業・経済はこう変わる

スピーカー

天野 妙/みらい子育て全国ネットワーク代表・Respect each other社代表

日本大学理工学部建築学科卒業。株式会社リクルートコスモス(現コスモスイニシア)等を経て、性別・役職・所属・国籍に関係なく、お互いが尊敬しあう社会づくりに貢献したいと考え、起業。ダイバーシティ/女性活躍を推進する企業の組織コンサルティングや、研修など、企業の風土変革者として活動する傍ら、待機児童問題をはじめとした子育て政策に関する提言を行う政策起業家としても活動中。

天野妙氏/みらい子育て全国ネットワーク代表・Respect each other社代表

小室 淑恵/ワーク・ライフバランス社代表取締役社長

資生堂を退社後、2006年に株式会社ワーク・ライフバランスを設立。2000社以上の企業や自治体の働き方改革コンサルティングを手掛け、残業を削減し業績を向上させてきた。その傍ら、残業時間の上限規制を政財界に働きかけるなど社会変革活動を続ける。著書に『男性の育休』(天野妙氏との共著、PHP新書)『プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術』(ダイヤモンド社)他多数。ワーク・ライフバランスコンサルタント養成講座主催。

小室淑恵氏/ワーク・ライフバランス社代表取締役社長

山口 慎太郎/東京大学大学院経済学研究科教授

東京大学経済学研究科教授。内閣府・男女共同参画会議議員、朝日新聞論壇委員、日本経済新聞コラムニストなども務める。2006年アメリカ・ウィスコンシン大学経済学博士号(Ph.D.)取得。専門は労働市場を分析する「労働経済学」と結婚・出産・子育てなどを経済学的手法で研究する「家族の経済学」。『「家族の幸せ」の経済学』(光文社新書)で第41回サントリー学芸賞を受賞し、ダイヤモンド社・ベスト経済書に選出。『子育て支援の経済学』(日本評論社)は第64回・日経・経済図書文化賞受賞。

山口慎太郎氏/東京大学大学院経済学研究科教授

モデレーター

大岩 央/PHP総研プログラム・オフィサー

2008年、大阪大学文学部卒業。同年、PHP研究所入社。雑誌編集部、書籍出版部を経て2021年より現職。各種研究提言プロジェクトの企画運営を担当。副編集長を務めたPHP新書編集部で「世界の知性シリーズ」を創刊(累計50万部超)。マルクス・ガブリエル氏、エマニュエル・トッド氏など海外識者の語り下ろしインタビューから構成する「新しい翻訳書」の分野を確立した。同シリーズは日本国内のみならず、中・韓・台などアジア各国で翻訳され高い評価を得る。ほか、主な担当作に『実行力』(橋下徹)『ネオアベノミクスの論点』(若田部昌澄)『データ立国論』(宮田裕章)『男性の育休』(小室淑恵・天野妙)など。

大岩 央/PHP総研プログラム・オフィサー

主催

政策シンクタンクPHP総研
PHP研究所ビジネス・教養出版部

お問い合わせ

think2@php.co.jp

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