Voice×PHP総研ウェビナー
Economic Resilienceと日本の課題

『Voice』編集部と政策シンクタンクPHP総研は、『Voice』の注目論考の著者をゲストに迎え、読者の皆さんと共に考えを深める場としてウェビナーを共催しています。

 

第6回目は、『Voice』2021年8月号に「日本は世界経済の強靭化に貢献を」を寄稿した兼原信克氏をお迎えし、先のコーンウェル・サミットで示された経済強靭性(economic resilience)の重要性について議論します。ジョンソン英首相が設置し、兼原氏もメンバーとして参加した「経済強靭性に関するG7パネル」での議論内容にみる時代精神の変化、デジタルトランスフォーメーションにおいても不可欠となる半導体と重要鉱物資源にまつわるサプライチェーン・リスク、安全保障関連技術への忌避感と低調な研究開発投資という日本固有の事情とその改善策など、経済安全保障の核心課題について考えていきます。

 

モデレーターはPHP総研代表・研究主幹の金子将史が務めます。

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開催報告

2021年7月16日に、政策シンクタンクPHP総研は、Voice×PHP総研ウェビナー第6回「Economic Resilienceと日本の課題」を開催しました。

 

兼原信克氏(元国家安全保障局次長・同志社大学特別客員教授)からは、「経済安全保障と安保産業政策及び安保科技政策の必要について」と題してご講演頂きました。

 

その後の議論では、参加者の皆さまからご質問を多数頂き、モデレーターの金子(政策シンクタンクPHP総研代表・研究主幹)と共に議論が行われました。

Voiceウェビナー第一回_スクリーンショット

兼原氏もメンバーとして参加した「経済強靭性に関するG7パネル」が発表した政策提言についてもご説明頂き、経済安全保障や安全保障産業政策に関する日本の課題については、参加者の高見澤將林氏(前軍縮会議日本政府代表部大使・元国家安全保障局次長)も交え活発な意見交換が行われました。

 

企業幹部を中心に50名以上の方にご参加頂きました。PHP総研は今後も経済安全保障に関する論考公開やイベント開催を通して、本テーマに関する日本での議論を深めていく所存です。ぜひご注目ください。

ウェビナー概要

日時

2021年7月16日(金)16:00-17:00

ご視聴方法

お申込み受付は終了しました

対象

月刊誌『Voice』読者
グローバルにビジネスを展開する企業幹部
経済安全保障政策担当者
国際政治に関心を有する大学生・大学院生

定員

200名

参加費

無料

スピーカー

兼原 信克/元国家安全保障局次長・同志社大学特別客員教授

1959年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業後、外務省に入省。フランス国立行政学院などで学ぶ。国際法局長、内閣官房副長官補、国家安全保障局次長などを歴任。2015年、レジオンドヌール勲章シュヴァリエ章を受章。19年、内閣官房副長官補兼国家安全保障局次長を退任。20年より同志社大学特別客員教授。著書に『戦略外交原論』『安全保障戦略』(いずれも日本経済新聞出版社)、『歴史の教訓』『自衛隊最高幹部が語る令和の国防』(いずれも新潮新書、後者は共著)がある。

兼原 信克/前国家安全保障局次長・同志社大学特別客員教授

モデレーター

金子 将史/政策シンクタンクPHP総研代表・研究主幹

1970年生まれ。東京大学文学部卒。ロンドン大学キングス・カレッジ戦争学修士。松下政経塾塾生等を経て現職。専門は外交・安全保障。著書に『パブリック・ディプロマシー戦略』(共編著、PHP研究所)、『日本の大戦略』(共著、PHP研究所)など。「国家安全保障会議の創設に関する有識者会議」議員等を歴任。

金子 将史/政策シンクタンクPHP総研代表・研究主幹

主催

月刊誌『Voice』編集部
政策シンクタンクPHP総研

お問い合わせ

think2@php.co.jp

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