PHP総研シンポジウム
日本の抑止力とアジアの安定を考える

日々緊張の増す東アジア情勢の中で、平和を守るためには日本は何をするべきなのか。

 

第1部では日本を代表する専門家陣が、極東の安全保障環境と新たな脅威の性質を論じます。第2部では、第5代・統合幕僚長河野克俊氏をお迎えして、この状況下に相応しい「抑止力」とは何なのか、日本がどのような能力を付けることがアジアの安定と平和につながるのか、過去と未来を見つめた議論を行ないます。

 

本シンポジウムに関連して、『Voice』2021年9月号に掲載された岩間陽子氏と村野将氏による論考「日本の『抑止力』とアジアの安定」を全文公開しています。ぜひご一読ください。

 

〔NEW〕

上記論考の英訳版”Thinking about Deterrence for Japan and Stability in Asia“を全文公開しました。

〔NEW〕

本シンポジウムでの、河野克俊氏の基調講演録を公開しました。|PDF|

―プログラム―

 

9:00開会
 

第1部:日本が直面する脅威

 北朝鮮 村野将

 中国 小原凡司

 ロシア 小泉悠

 新領域 長島純

 モデレーター 金子将史

10:45

第2部:日本の抑止力とアジアの安定を考える

 問題提起 岩間陽子・村野将

 基調講演 河野克俊

 パネルディスカッション(全員)

 モデレーター 岩間陽子

12:30閉会

開催概要

日時

2021年9月21日(火)9:00-12:30

視聴方法

お申込み受付は終了しました

対象

外交・安全保障関係者

定員

200名

参加費

無料

スピーカー

岩間 陽子/政策研究大学院大学教授・PHP総研客員研究員

神戸市生まれ。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科博士課程修了。京都大学博士。在ドイツ日本大使館専門調査員などを経て2000年より政策研究大学院大学助教授。2009年同教授(現在に至る)。政策研究大学院大学、戦略研究プログラムディレクター、Maritime Safety and Security Policy Program ディレクター、安全保障・国際問題プログラムディレクター。「核不拡散体制の成立と安全保障政策の再定義」(JSPS 17H00972)プロジェクトリーダー。

岩間 陽子/政策研究院大学教授・PHP総研客員研究員

小原 凡司/笹川平和財団 上席研究員
/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

1985年 防衛大学校卒業、海上自衛隊入隊(回転翼操縦士)。1998年 筑波大学大学院(修士)。2009年 第21航空隊司令、2003年 駐中国日本国大使館防衛駐在官、2016年9月 東京財団政策研究調整ディレクターを経て、2017年6月から現職。2020年5月から、慶應義塾大学SFC研究所上席所員兼務。研究分野は、中国の安全保障政策、米中関係、日米同盟、日本の安全保障政策。著書に『中国の軍事戦略』(東洋経済新報社)等、共著に『曲がり角に立つ中国』(NTT出版)、『アフター・シャープパワー-米中新冷戦の幕開け』(東洋経済出版社)、『よくわかる現代中国政治』(ミネルヴァ書房)等

小原 凡司/笹川平和財団 上席研究員/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

河野 克俊/第5代統合幕僚長

1954年生まれ。神奈川県出身。防衛大学校卒業後、77年に海上自衛隊入隊。統合幕僚副長、自衛艦隊司令官、海上幕僚長を経て、2014年に統合幕僚長就任。統合幕僚長として歴代最長の在任期間を務め、19年4月に退官。川崎重工業株式会社顧問。著書に『統合幕僚長 我がリーダーの心得』(ワック)がある。

河野 克俊/第5代統合幕僚長

小泉 悠/東京大学先端科学技術研究センター特任助教

専門はロシアの軍事・安全保障政策。早稲田大学大学院政治学研究科(修士課程)修了後、民間企業勤務、外務省国際情報統括官組織専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、公益財団法人未来工学研究所研究員などを経て2019年から現職。主著に『現代ロシアの軍事戦略』(筑摩書房)、『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版)、『軍事大国ロシア』(作品社)などがある。

小泉 悠/東京大学先端科学技術研究センター特任助教

長島 純/防衛大学校総合安全保障研究科 非常勤講師

元航空自衛隊幹部学校長(空将)。1984年防衛大学校卒業。ベルギー防衛駐在官、情報本部情報官などを歴任。2013年より制服組の将官として初めて内閣審議官(危機管理担当)を務め、2014年より国家安全保障局(NSS)審議官を兼任。2019年退官、中曽根平和研究所 研究顧問に就任。専門は、欧州安全保障、宇宙、先進技術戦略。

長島 純/防衛大学校総合安全保障研究科 非常勤講師

村野 将/米ハドソン研究所研究員<Japan Chair Fellow>

拓殖大学国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程修了。岡崎研究所や官公庁で戦略情報分析・政策立案業務に従事したのち、2019年より現職。マクマスター前国家安全保障担当大統領補佐官らとともに、日米防衛協力に関する政策研究プロジェクトを担当。専門は日米の安全保障政策、核・ミサイル防衛政策、抑止論など。

村野将/米ハドソン研究所研究員<Japan Chair Fellow>

主催

政策シンクタンクPHP総研

共催

科研費基礎研究(A)「核不拡散体制の成立と安全保障政策の再定義」プロジェクト

後援

政策研究大学院大学

お問い合わせ

think2@php.co.jp

注目コンテンツ