【PHP総研シンポジウム】
歴史で地域を強くする―ふるさとの先人をまちづくり、人づくり、心そだてに活かす―
国内では現在、東京一極集中が再加速し、地方を中心に人口減少、少子高齢化が進んでいます。地域の経済社会の縮小、地域課題に住民、企業らが対応していく地域力の弱体化、さらには、地域に対する愛着、誇り、そして当事者意識の希薄化が懸念されています。
また、世界に目を向ければ、急速かつ大規模に進むグローバル化、情報化や技術革新、マクロ経済の変動、地球規模での環境問題の深刻化等が進む中で、SDGs(持続可能な開発目標)も叫ばれています。
そのような中で、今、地域は、どのような価値観を大切にしながら地域づくりに取り組むべきか。そのために、いかに地域資産を見出し、活用すべきか――。全てのまちの地域活性化に共通する課題となっています。
本シンポジウムは、地域の「歴史」、その資源の1つである「先人」に活性化の手掛かりを求め、その活用による「まちづくり・人づくり・心そだて」についての政策を提言します。
同時に、歴史を活かしたまちづくりに取り組む「嚶鳴(おうめい)協議会」をはじめ、多くの自治体が会し、歴史を活かした持続可能で元気な地域づくりのあり方について活発な議論を交わします。
―プログラム―
13:30~13:35 | 開会あいさつ 金子将史(政策シンクタンクPHP総研代表/研究主幹) |
13:35~14:00 | 【提 言】 『歴史活用による地域活性化戦略~ふるさとの先人を活かしたまちづくり、人づくり、心そだて』 佐々木陽一(PHP総研シニアコンサルタント/主任研究員) |
14:00~15:15 | 【提案と事例】 作家・童門冬二氏、東洋大学名誉教授・吉田公平氏の指導と助言のもと、ふるさとの先人を活かした地域づくりに歩んでいる嚶鳴協議会活動12年の成果を総括し、歴史活用による地域づくりのあり方の提案を事例とともに紹介します。 【1】『嚶鳴協議会が目指すもの』 鈴木淳雄氏(嚶鳴協議会会長、愛知県東海市長) 【2】『SDGsを活かした先人教育・郷土教育の可能性』 福島 健氏(佐賀県多久市教育委員会) 【3】『自分とふるさとを愛する子を育てる地域づくり』 鈴木隆一氏(岐阜県恵那市・NPO法人いわむら一斉塾) 【4】『雑誌編集長が見た歴史の活用と情報発信』 大山耕介(月刊誌「歴史街道」編集長) |
15:15~15:30 | 休憩 |
15:30~17:15 | 【パネルディスカッション】 『歴史から未来へ――地域からの提言 持続可能な地域づくりのために、今、やらなければならないこと』 人口減少、少子高齢化、相次ぐ災害など、山積する地域課題を乗り越えて、持続可能な地域づくりを実現するために、今、何が必要か?―ふるさとの先人、歴史・文化を通して地域づくりに邁進する自治体首長をパネリストに、参加者全員で教え合い、学び合い、探り合います。 |
17:15 | 閉会 |
17:30~19:30 | 交流・意見交換会 参加費 7,000円(税込/お一人様) ※現地支払 |
※やむを得ない事情により、内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。 |
開催概要
日時 | |
---|---|
会場 | 霞山会館 「霞山の間」(霞が関コモンゲート西館37階) |
定員 | 200名 |
参加対象 | 歴史・文化を活かした地域づくりに関心のある自治体(首長、職員、議員等)、行政、企業、団体、個人 |
参加費 | シンポジウム参加費は、無料。 |
参加申込(シンポジウム、交流・意見交換会) | ※お申込み受付を終了いたしました |
主催 | 政策シンクタンクPHP総研 |
共催 | 嚶鳴協議会 |
お問い合わせ | 政策シンクタンクPHP総研(担当:佐々木、寺田) |
ふるさとの先人を地域づくりに活かす自治体が、連携と交流を通して、共に学び、教え、考え、実践することを目的に平成20年(2008)に設立された協議会。毎年加盟自治体交代で開催する「嚶鳴フォーラム」の他、年間を通じて、意見情報交換や交流活動を行なっている。事務局は、愛知県東海市社会教育課に置かれ、PHP総研が協力。童門冬二氏(作家)を名誉会長に、吉田公平氏(東洋大学名誉教授)を顧問に迎え、助言と指導をいただいている。
恵那市(岐阜県)、大野町(岐阜県)、沖縄市(沖縄県)、小田原市(神奈川県)、釜石市(岩手県)、木曽町(長野県)、多久市(佐賀県)、竹田市(大分県)、田原市(愛知県)、東海市(愛知県)、長野市(長野県)、日田市(大分県)、養父市(兵庫県)、米沢市(山形県)
【嚶鳴協議会・嚶鳴フォーラムHP】https://www.tokai-arts.jp/oumei_forum/