政治的リーダーシップ事例研究プロジェクト

PHP研究所の創設者である松下幸之助は、人間がよりよい共同生活を営み、理想的な社会を実現する上での指導者の位置づけ、とりわけ政治指導者の役割と責任を重く考えていました。松下幸之助は1975年に自身のリーダー観の集大成ともいえる『指導者の条件』を刊行し、さらに1979年には次世代の指導者育成の場として松下政経塾を創設しました。同塾からは総理大臣や首長を含む多くの政治家が輩出されるにいたっています。

混迷を深める日本や世界において、政治的リーダーシップの重要性は今日ますます高まっているのではないでしょうか。そこで本プロジェクトは、事例研究を通じて、政治指導者の経験や実践を顕在知化し、よりよい政治的リーダーシップのあり方を考えます。

当面は、松下政経塾出身の首長経験者・現役首長の事例研究を中心に行ない、同塾のリーダーシップ教育にも光をあてていきます。順次事例研究の対象者を広げ、政治的リーダーシップのあり方を多角的に理解する視点、今後政治指導者を目指す人々にとって有益な視点を提供することを目指します。

【政治的リーダーシップ事例研究プロジェクト委員】(敬称略・順不同)

五百籏頭 薫
(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
佐藤 信
(東京都立大学法学部准教授)
桑畠 健也
(農研機構本部NARO開発戦略センター主席研究員、元所沢市議会議長)
宮下 量久
(東洋大学経済学部教授、PHP総研特任フェロー)
金子 将史
(PHP総研代表・研究主幹)
大久 拡
(PHP総研研究コーディネーター)

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