日本政治の覚悟を問う
-『Voice』2024年8月号特集-

『Voice』2024年8月号

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日本政治が混迷から抜け出し、国際秩序を支え、日本社会の未来を拓く推進力となるためには何が必要か。

PHP総研が企画協力した『Voice』2024年8月号の特集「日本政治の覚悟を問う」では、岸田首相をはじめ与野党の政治家に迫りました。

併せて、識者による日本政治への建設的な問題提起とともに、転換期の世界における日本政治のあり方を検討しています。

かつてなく厳しい国際環境におかれている日本において政治の停滞は許されず、国民の政治不信を乗り越えるに足る覚悟とビジョンが政治家に求められています。本特集が、日本政治のあり方と日本が進むべき道を考える一助となりましたら幸いです。

岸田文雄首相にインタビューするPHP総研代表・金子将史、同主席研究員・亀井善太郎、Voice編集長・水島隆介=2024年6月6日総理官邸にて

岸田文雄首相にインタビューする金子将史・PHP総研代表、亀井善太郎・同主席研究員、水島隆介・Voice編集長=2024年6月6日総理官邸にて【写真:稲垣徳文】

【内容】

  • 政権1000日の成果と残された課題 岸田 文雄 (内閣総理大臣) 岸田政権が発足してから1000日を迎えた。その間にはロシアのウクライナ侵略をはじめさまざまな不規則な変化が起き、国内では「政治とカネ」の問題など政治不信が指摘されている。岸田総理はこの1000日間をどのように振り返り、成果と課題をどう認識しているのか  岸田文雄(内閣総理大臣)
  • 政権交代を100%目指している 泉 健太 (立憲民主党代表) 今年4月に行なわれた三つの衆議院補欠選挙ではすべて勝利を収め、にわかに政権交代への現実味も帯びてきた立憲民主党。その覚悟のほどはいかほどなのか。立憲民主党は「中道政党」であると強調する同党の泉代表に話を聞いた 泉健太(立憲民主党代表)
  • 追求型の野党第一党は国益を生まない 馬場 伸幸 (日本維新の会代表) 野党と与党のあいだの「ゆ党」と称されることもある日本維新の会だが、馬場代表ははたして、連立や野党共闘の可能性をどのように捉えているのか。「提案型」の野党第一党を目指す意味と、その先に見据える「新しい国のかたち」とは―― 馬場伸幸(日本維新の会代表)
  • 「危機の時代」の宰相に求められる資質 中西 寛 (京都大学教授) 岸田政権のスキャンダルや低支持率の底流には、日本社会の構造変化を見てとることができる。国力が後退するいま、わが国の政治が短慮型の意志決定から脱却するには何が求められるのか―― 中西寛(京都大学教授)
  • 「開かれた政治」を次世代に残す 牧島 かれん (衆議院議員) 伊藤 孝恵 (参議院議員) 森澤 恭子 (品川区長) 政治分野への女性参画比率が格段に低い日本。国政、地方行政それぞれの立場で解決に取り組む次世代女性政治家が、自身や各党の問題意識や取り組みを、実感を交えて語り合った 牧島かれん(衆議院議員<自由民主党>) & 伊藤孝恵(衆議院議員<国民民主党>) & 森澤恭子(品川区長)
  • 政治の力に期待する「安定」と「実行」 山口 明夫 (日本アイ・ビー・エム株式会社代表取締役社長) 経済安全保障の重要性などが叫ばれるいま、企業に求められる対応とは。人口減少や資源不足が深刻な課題となる時代に、企業が政治に求めるものとは。企業との「共創」で社会にさまざまな価値を提供し続ける日本アイ・ビー・エム株式会社の山口社長に話を聞いた 山口明夫(ビー・エム株式会社代表取締役社長)
  • 安定政権を生み出す官邸とは 牧原 出 (東京大学教授) 政権の混乱や支持率の低迷が続くなか、官邸をいかに立ち上げ、安定的に運営すべきか。「官邸の作り方の要諦」を気鋭の政治学者が提言―― 牧原出(東京大学教授)
  • 「主権者の代表」たる政治家の使命 高市 早苗 (経済安全保障担当大臣/内閣府特命担当大臣) 高まる経済安全保障の重要性に対して、担当大臣としていかに向き合っているのか。安倍政権時代に解決できなかった課題とは。そして、危機の時代に求められる、政治家および指導者の資質と姿勢とは―― 高市早苗(経済安全保障担当大臣/内閣府特命担当大臣)

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『Voice』は1977年の創刊以来、「衆知を集める」との当社創設者・松下幸之助の言葉を旨に、「日本と世界のあるべき姿」を追求し続けてきました。各界を代表する識者の声を現場感覚と中庸に基づく視点で編み、実行力を伴うビジョンを提起する総合雑誌です。ぜひお求めください。

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