緊急提言「東京都知事選を政策本位で考えるための8つの視点」
石原慎太郎氏の辞任を受けて、12月16日投開票となった東京都知事選では、有権者は13年ぶりに新たな「東京の顔」を選ぶことになります。主要メディアは、「石原都政の継承か転換か」を前面に打ち出していますが、今日の東京都政に問われているのはもっと幅広な政策論争なのではないでしょうか。そうした観点から、都知事選を政策本位で考えるポイントについて、『【緊急提言】東京都知事選を政策本位で考えるための8つの視点』にまとめて提言します。
【執筆者】
- 荒田英知
- /政策シンクタンクPHP総研 主席研究員・地域経営研究センター長
【内容】
<提言>
- 1. 新都知事は都庁の大組織を使いこなすリーダーシップを発揮せよ
- 2. 特定政策に注力するよりもオールラウンドな総合政策を展開せよ
- 3. 2020年五輪招致への賛否はあらかじめ明示して立候補せよ
- 4. 特定課題のみを争点化せず政策体系を有権者に訴えよ
- 5. 「2020年の東京」計画を意識したマニフェストを作成せよ
- 6. 「世界都市・東京」の総合力を高めるための政策パッケージを提示せよ
- 7. 「大東京」のあり方について首都圏全体でビジョンを策定せよ
- 8. 「首都・東京」の役割について広く国民に問題提起せよ