政策提言「再エネ事業を地域主導型から地域貢献型へ進化させる」
一昨年7月の固定価格買い取り制度の開始が契機となり、再生可能エネルギーの普及は急拡大しています。一方で、大企業を主体とするメガソーラー事業が拡大し、風力など他の電源の普及促進、発電開始を意図的に遅らせている事業者対応など、新たな課題もあります。
そこで、PHP地域経営塾では一昨年に引き続き、「地域経済活性化講座:再生可能エネルギー編2013」を開催し、自治体関係者に向けた提言「再エネ事業を地域主導型から地域貢献型へ進化させる」を公表することになりました。
本提言では、再エネ事業を地域活性化に繋げるために自治体が取り組むべきこと、さらに再エネ事業を地域主導型から地域貢献型へ進化させることで、「技術」「事業モデル」「制度」「業務」「まちづくり」「自治体経営」の6つのイノベーションが見込まれること、 その実現を段階的に図るための施策を提言しております。
【共同提言者】
- 株式会社 PHP研究所 政策シンクタンク PHP総研
- NPO法人 再エネ事業を支援する法律実務の会
【内容】
<提言>
- 提言1 地域貢献型再エネ事業へ脱皮するために政策資源を集中せよ
- 提言2 地域貢献可能な事業構造を作り込め
- 2-1 発電事業プロセス全体に「イノベーション」を促せ
- 2-2 地域貢献可能な「事業モデル」を発明せよ
- 提言3 自治体の本業に再エネを位置づける制度設計を断行せよ
- 3-1 条例を含めた再エネ事業支援の「政策パッケージ」を構築せよ
- 3-2 縦割りを打破し、再エネを自治体の「本業」に位置づけよ
- 提言4 再エネ支援をまちづくりや自治体経営改善に活かせ
- 4-1 再エネを利用して、「コンパクトで活力あるまちづくり」を目指せ
- 4-2 再エネを梃に「公共施設の再編」に踏み込め
〔ご参照 1〕「地域主導型」再生可能エネルギー事業 事業化支援サービスのご案内
〔ご参照 2〕PHP地域経営塾「地域経済活性化講座:再生可能エネルギー編」