第2次安倍政権の評価と2013参院選の争点
民主党から政権を奪い返し、これまで比較的堅実な政権運営を行ってきた第2次安倍政権は、参議院でも安定多数を獲得し本格政権の確立へと進んでいくのか、あるいはふたたび混迷の渦の中に突入していくのか。2013年7月の参議院選挙は日本の方向性を決める大きな分岐点となるはずです。
有権者の判断に資するため、不偏不党の立場から、第2次安倍政権のこの半年間の実績評価と2013年7月の参議院選挙の争点について報告書をまとめました。
【内容】
1.安倍政権の評価
- 経済・財政
- 課題を残しつつも一定の成果を上げているアベノミクス
- 外交・安全保障
- 国際的存在感の低下に歯止め
- 政権運営
- 前政権の遺産を有効活用した堅実路線
2.2013参院選の争点
- 規制改革
- 既得権や政治的思惑を乗り越える規制改革を
- 社会資本整備
- 「つくる」から「活かす」へ大転換せよ
- 社会保障
- 「高福祉・高負担」「中福祉・中負担」
「低福祉・低負担」のどれを選ぶか - 教育
- 教育の責任を首長に集約せよ
- 外交・安全保障
- 奥行きのある戦略的外交を展開せよ
- 道州制
- 「2つの懸念」を払拭し道州制基本法の制定を急げ
- 憲法改正
- 何のために何を改正するのか本気の議論を期待する